【2月26日】朗読劇 あの日から~加奈子~
令和3年度NPO等による復興支援事業
朗読劇
あの日から~加奈子~
~震災から10年を越えて、忘れてはいけないことがある~
小説に人の命が救えなくても、人の心は救えるかもしれない。
文学と演劇が融合した「朗読劇」が、もつれた感情を解きほぐす
帰りたい、故郷へ。どんなに姿が変わっていても、明日をあきらめない人がいる。故郷を取り戻したい人がいる...
「あたしは何をしてるんだ...あたしは何をしたいんだ」
加奈子は、靴を脱いで、浜を歩いた。足元に、半ば砂に埋もれた写真立てがあった。砂を掘って取りあげる。父母と子どもの写真だった。父親が男の子を抱き、母親が寄り添っている。縁側に座った三人は、加奈子を見つめて微笑んでいた。加奈子の目から涙があふれた。
震災への鎮魂を込めた岩手の作家による短編小説集「あの日から」に収録された「加奈子」(作:平谷美樹)。アナウンサーと県内各地から集まった俳優たちによる珠玉の朗読劇。劇中歌と効果音楽は宮古在住の作曲家「ハル」が書き下ろす。
※終演後、原作者・平谷美樹さんによるアフタートークがございます。
▶︎CAST&STAFF
1968年生まれ。富山県氷見市出身。IBCニュースエコー(月~水)を担当。2004年度アノンシスト賞、テレビ読み・ナレーション部門優秀賞。終戦70年特別企画「戦没農民兵士の手紙」、「動物哀歌」、「高橋克彦百物語」、IBCアナウンサーによる朗読劇「朗読カフェの不思議な一日」などの朗読劇に出演。
紫波町出身。毎週土曜朝9時25分からのテレビ番組「じゃじゃじゃTV」や毎週金曜日昼12時35分からのラジオ番組「ワイドステーション」などを担当。二戸市民文士劇や朗読劇「高橋克彦百物語」などに出演。
一戸町出身。二戸演劇協会雲人の定期公演や二戸市民文士劇に出演。2016年からは劇団赤い風への客演等盛岡にも演劇活動の場を広げている。【意気込み】今回朗読劇公演が行えること、その作品に参加できることに感謝し、精一杯努めたいと思います。
釜石市出身。2015年に劇団もしょこむを旗揚げ。「平行螺旋」「ON AIR」「華とワカメとヒーロースーツ」など。【意気込み】朗読劇は初めてですが、朗読こそが私の朗読活動の原点です。足を引っ張らないように精一杯頑張ります。
盛岡市出身。久慈市の高校卒業。「2020年高橋克彦百物語」に一般公募で参加。劇団赤い風新人。【意気込み】表現の楽しさと難しさを痛感し、これが何よりのドーパミンになっています。基礎も技術もまだまだですが芝居への熱意は負けません。精一杯頑張ります。
作 平谷美樹
脚色 中村一二三・坂田裕一
演出 坂田裕一
作曲 ハル
照明 工藤雅弘
音楽操作 刈屋千帆子
演出助手 目黒千恵子
コーディネーター 東海林千秋
▶︎日時:2022年2月26日(土)14:00開演
※開場は開演45分前
▶︎会場:釜石市民ホール TETTO ホールA
釜石市大町1-1-9 TEL 0193-22-2266
▶︎入場料:予 約・前 売 1,000円 ※当日1,200円
▶︎窓口販売:釜石市民ホールTETTO
▶︎お問合せ:NPO法人いわてアートサポートセンター
TEL.019‐604‐9020
MAIL kaze@iwate-arts.jp
主催:NPO法人いわてアートサポートセンター
共催:釜石市民ホール