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【8月29日】創造的な地域活性化へのアプローチ ~アーティスト・イン・レジデンスの事例より~

この度、令和4年度文化芸術研修会を下記のとおり開催することとなりました。岩手県内での多様な地域づくりや文化芸術環境づくりに取り組むみなさま、ぜひご参加ください。

近年、地域の文化施設・観光施設・宿泊施設、廃校などの遊休施設等を活用して芸術家の滞在を受け入れ、その芸術家による創作活動や地域との交流活動を通じて、地域の活性化等に繋げる取組として「アーティスト・イン・レジデンス(以下A.I.R.)」事業が注目を集め、コロナ禍においても、地域観光・地域ブランドのPR事業、移住定住促進事業、遊休施設のリノベーション事業として、全国各地の自治体やNPO等によって取り組まれています。

盛岡広域振興局においても、文化施設の集積や多様な文化芸術団体が活動している等の地域特性を踏まえ、文化施設や文化芸術団体等が行うA.I.R.などの取組を支援する旨、「いわて県民計画(2019~2028)地域振興プラン(県央広域振興圏)」(2019~2022)に掲げ、文化芸術コーディネーター(県央広域振興圏)との連携の下、取り組んできました。

本研修では、文化施設をはじめ市町の職員等を対象に、当該取組の先進事例やこれまでの当圏域の取組事例の紹介等を通じ、文化芸術活動の振興のみならず、地域づくりや地域の活性化をはじめ、地域が抱える課題解決に向けた活用法としての理解を深める機会とします。

研修会情報

〇日時
2022年8月29日(月)10:00~12:00

〇場所
もりおか町家物語館 浜藤ホール (盛岡市鉈屋町10-8)
TEL:019-654-2911

〇マップ

〇プログラム
(1)レクチャー
「創造的な地域活性化へのアプローチ〜アーティスト・イン・レジデンスの事例より〜」
講師:NPO法人いわてアートサポートセンター坂田雄平

(2)アーティストインタビュー
「盛岡市鉈屋町でのアーティスト・イン・レジデンスを通して」
講談師:旭堂南湖
聞き手:坂田雄平

〇対象
・県・市町職員(文化・観光・移住定住・ブランディング・地域づくり等)
・文化施設職員、県・市町芸術文化協会関係者等、その他、関心のある民間団体・文化関係者等

〇申込方法
お申込締切:8月19日(金)
下記のURLよりお申し込みください。
https://forms.gle/2qEdcTjj8XtrtEwM8


主催:盛岡広域振興局、NPO法人いわてアートサポートセンター

旭堂南湖

滋賀県出身、なみはや講談協会所属。1999年に3代目旭堂南陵(無形文化財保持者)に入門。古典講談を継承しながら、日本各地の人物や伝説、民話を取材して、創作講談を披露する。近年は伝統芸能に新風を吹き込むため、市井の人々から聞いた怪談や不思議な話を、講談の語り口を用いて語るなど、新しいスタイルにも挑戦。学校を対象とした講談鑑賞公演やワークショップ、社会人を対象とした講談教室など、幅広く活動中。2003年大阪舞台芸術新人賞、2010年文化庁芸術祭新人賞、2021年滋賀県文化激励賞を受賞。著書『旭堂南湖講談全集』(レベル)、オーディオブック『講談 古典怪異譚 1~8巻』『講談 現代怪異譚 1~5巻』『こども講談 1~7巻』(パンローリング)

坂田雄平
NPO法人いわてアートサポートセンターにて、宮古市民文化会館館長補佐・プロデューサー、岩手県文化芸術コーディネーター(県央・沿岸)を担当。そのほか、三陸国際芸術祭のディレクターや(一財)地域創造「公共ホール現代ダンス活性化事業」のコーディネーターを務める。また株式会社retoにて地域づくりや文化芸術の調査研究・コンサルティング事業等を行う。2000 年、桜美林大学在学中に芸術地域通貨 ARTS を製作・運用。03年より同大学パフォーミングアーツ・インスティテュートにて付属劇場を運営。07年より財団法人地域創造にて演劇・調査研究事業等を担当。12年より北九州芸術劇場にて行政領域や施設を横断する文化芸術プロジェクトなどの企画制作を行い、現職。